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映画「怒りの葡萄」感想

「エデンの東」の著者でもある原作者のスタインベックは、本書で“米国の恥をさらした”と政府からにらまれ、嘘つき呼ばわれされ、いわれのない迫害を受けた時期もあったそうだが、1962年ノーベル文学賞を受賞している。映画化されたことが大きかったのかもしれない。
 1929年秋~30年代にかけてニューヨークに端を発した世界大恐慌、米国民の25%=1600万人が失業したそうだ。わが国でも多くの人が職を失った一昨年のリーマンショックは記憶に新しいところである。
 仕事があり、住まいがあり、家族で食事をする・・・その“普通の生活”がどんなに価値のあることであるか、映画は静かに観客に語りかける。
 9月29日鑑賞会当日の下野新聞に その前日成田空港に到着したミャンマーからの難民家族の記事が載っている。彼らにとって日本は夢と希望の国。オクラホマからカリフォルニアを目指したジョードファミリーと姿を重ね合わせてしまったのは私だけだろうか。
 世界中の人々が“普通の生活”を送れることを願って止まない。 K

現代がいかに安定な世の中であるか、考えさせられた。夢にも見たくない不安定な毎日を、過去の人達は経験していることを知りました。 S

― おら達は民衆だから ―最後のセリフにしびれました。赤い河の谷―レッドリバーバレーといつも口ずさんでいた、なつかしい歌に若い頃を思い出した。  S

荒野をも詩情豊かな映像にしてしまう、巨匠J・フォードの演出。澄んだ瞳が印象的な、名優H・フォンダ。圧倒的な存在感のおっ母。アメリカの恐慌時代を一家族の旅を通して描いた社会派ドラマの名作です。ラストのおっ母のセリフに大感動。しかし、この映画の本当の主役は、あのポンコツトラックですね。家族と大荷物を乗せ、がんばって走る姿は作者の意図を雄弁に象徴していました。 T

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